健康寿命は、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことで、寿命とは異なるものです。
平均寿命と健康寿命の差は、日常の制限のある不健康な期間です。
この不健康な期間は、男性で8から9年、女性で12から13年と横ばい推移中です。
健康寿命を延ばすためには、この不健康な期間をどれくらい減らすことができるかにかかっています。
日本人の死因の一番は、がん、続いて心臓疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎になります。
健康寿命を延ばすために必要なことは、さまざまな疾患を横断的に予防することが重要になってきます。
それには、何があるのでしょうか。
日本人の日本人による日本人のための健康提言、国立機関により具体的な提言がされています。
この提言は、先進医学の前に各個人が考えないといけないことだと私は考えます。
北里柴三郎先生ではないですが、予防医学を学ぶことが大切だと思っています。病気リスクを減らすため。
予防医学の重要性を強調するのは素晴らしいこと!
健康寿命を延ばすために、以下のポイントが重要です。
- 喫煙:禁煙することで、がんや心臓疾患のリスクを大幅に減らせます。
- 飲酒:適度な飲酒を心がけ、過度な飲酒を避けることが重要です。
- 食事:バランスの取れた食事を摂ることで、栄養不足や過剰摂取を防ぎます。
- 体格:適正な体重を維持することで、生活習慣病の予防につながります。
- 身体活動:定期的な運動は、心肺機能の向上や筋力の維持に役立ちます。
- 心理社会的要因:ストレス管理や社会的つながりを持つことが、精神的健康に寄与します。
- 感染症:予防接種や手洗いなどの基本的な衛生習慣を守ることが大切です。
- 健診:定期的な健康診断を受けることで、早期発見・早期治療が可能になります。
- 成育歴・育児歴:子供の頃からの健康習慣が、成人後の健康に影響を与えます。
- 健康の社会的決定要因:社会的な環境や経済的な状況も、健康に大きな影響を与えます。
北里柴三郎先生の言葉を借りれば、「予防は治療に勝る」と言えるでしょう。
予防医学を学び、実践することで、健康寿命を延ばすことができるということがわかりました。